学校・仕事が辛い・・・そんな時元気をくれる映画①

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体調不良、人間関係に疲れた、先生ウザイ、上司がクソ……など、ちょっとしんどくなってしまった時、立ち上がるための勇気をくれるような映画を集めてみました。

今回の①はしんどさレベルMAX。とにかく疲れた。説教なんか聞きたくない。全身全霊でオレを肯定してくれ!!・・・という時。
不登校などで外出が難しくなっても自宅で気軽に観られる映画は、動画サーフィンやゲームより疲労も少なく、気分転換におすすめです。

もう少し浮上してきたら、②のラインナップも見てみて下さい。

ここでは、

  • 主人公が、あまりにもキラキラしていたりハイスペックではない(落ち込んでいる時は眩しすぎます)
  • 深く考えずに観られる
  • ハッピーエンド、もしくは希望のある終わり方
  • 学生にも観せられるよう全年齢作品(過激であったり残酷な描写は、無意識に脳を傷つけます)

これらを特に意識して選んでみました。

また、今回はピックアップしませんでしたが、”落ち込んでいる時に敢えて暗い映画を観る”という回復法もあるそうです。失恋した時に失恋ソングを聴くような感じですね。

※決定的なネタバレはないように書いているつもりですが、絶対に嫌な方はラインナップのみご参照ください

ヘアスプレー(2007年・米)

元は1988年(ミュージカル映画)、2002年(ブロードウェイミュージカル)にそれぞれ制作されたものの、リメイク版ミュージカル映画。
ストーリーはもちろん、出演者たちのキレのあるダンスと歌声にも注目。

そして、オープニングからフィナーレまで、とにかく楽しめます!

主な出演者:ジョン・トラボルタ、ミシェル・ファイファー、ニッキー・ブロンスキー、ジェームズ・マースデン、ザック・エフロン


あらすじ

1962年、アメリカ・ボルチモア。

高校生のトレイシー(ニッキー・ブロンスキー)は、地元のティーン向け音楽ショー番組「コニー・コリンズ・ショー」に憧れる、ダンスとおしゃれが大好きで”ビッグサイズ”な女の子。

ある日、トレイシーのダンスが番組ホストのコニー・コリンズの目に留まったことから、彼女の立場はただの観客から看板スターへと大躍進。
彼女の活躍を良く思わない番組プロデューサー・ヴェルマとその娘の妨害に遭いながらも自分らしい踊りとファッションを貫き、大勢から支持されるトレイシー。
だが、トレイシーたちとヴェルマの対立は、トレイシーが人種差別に反対する発言をしたことから、さらに決定的なものとなる。

いちローカル番組で起こった”ありのままの自分を認めて欲しい”、という純粋な願いは大勢の人々を巻き込み、やがて人種差別反対の大きな流れを生み出していく。

見どころ

太っている見た目を理由に見下されていたトレイシー(主人公)が、ダンスという武器を使って夢も恋も手に入れる……というサクセスストーリーの背後に、人種差別や児童虐待の問題もしっかり描かれていて、とても見ごたえのある映画。

オーディションを勝ち抜いた主演のニッキー・ブロンスキーはもちろん、クイーンラティファ、ザック・エフロンやジェームズ・マースデンなど、全員が期待を裏切らない歌唱・パフォーマンスを披露してくれます。

そして何といってもトレイシーの母親・エドナ役のジョン・トラボルタ。
ん?母親?父親じゃなくて……?と思った方は、ぜひ映画を観てください。
特殊メイクと衣装であの役を演じ大きな話題となりましたが、最後のフィナーレは間違いなく彼(彼女?)の独壇場。
エドナもまたトレイシーを通じて自分を取り戻していくのですが、トラボルタの役作りのおかげで、その過程がとても説得力のあるものになったように思います。

あとはリンク役のザック・エフロン。
後述のグレイテスト・ショーマンではすっかり中堅の貫禄を醸し出している彼。
今作ではちょっとイタいけれど愛すべきヒーローを好演しています。ザック本人はクールなイケメンなのに、リンクがちゃんとダサく見えるあたりはさすがです……!

少林サッカー(2001年・香港)

チャウ・シンチー監督・主演。
少林拳×サッカーの融合を目指す主人公の活躍を描いたサッカーエンターテイメント。

サッカー映画というにはあまりに超次元なアクションと笑いが話題となりました。

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あらすじ

かつて”黄金の右脚”と讃えられた元サッカー選手・ファンは、仕組まれた八百長試合と怪我のせいで選手を引退。
ファンが去った後は、当時格下だったチームメイト・ハンがサッカー界の実力者として君臨しており、ファンは彼の元で雑用係をしながら何とか暮らしていた。

一方、貧しい清掃員・シンは、少林拳の普及を夢見て活動しているが、誰からも相手にされない毎日。

そんな二人が偶然出会い、サッカーと少林拳を組み合わせることを思いつく。二人はシンの兄弟弟子たちを集めてサッカーチーム”少林隊”を結成し、最強のチームにするべく訓練を重ねる。

ハン率いる、ドーピングやラフプレーで次々と相手チームを病院送りにする”魔鬼隊”に、少林隊は勝利できるのか────。

見どころ

オープニングのタイトルバックから笑ってしまうこと間違いなし。テンポの良さは飽きさせません。
CGを駆除したアクションと、ワザとらしさ全開の体を張ったギャグシーンに、いつしか夢中になってしまいます。
こんなサッカーあり得ない……、笑わせにきている……!と、わかっていてもついお腹を抱えて笑っているうちに、いつのまにか少し元気になっている自分に気づくことでしょう。

かつてファンを陥れたハンに逆襲する勧善懲悪な展開も、スカッとすること間違いなし。

ナルニア国物語 第一章 ライオンと魔女(2005年・米)

イギリス人作家C.Sルイスの児童文学「ナルニア国ものがたり」シリーズ一作目を映画化したもの。
”元祖異世界もの”と言えるファンタジーであるが、聖書を下敷きにした、れっきとした児童文学。

執筆当初、当作をあの「指輪物語」作者のトールキンが酷評したのは有名な話(二人は友人同士)。まったく、天才の言うことはわかりません……
指輪物語もナルニアシリーズも、世紀を超えて読み継がれていることを知ったら、二人はどう思うのでしょうか?

主な出演者:ウィリアム・モーズリー、アナ・ポップルウェル、スキャンダー・ケインズ、ジョージー・ヘンリー、ティルダ・スウィントン、ジェームズ・マカヴォイ、リーアム・ニーソン(声)

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あらすじ

戦時中のロンドンから田舎へ疎開したピーター、スーザン、エドマンド、ルーシィのペベンシー四兄弟。
四人は疎開先のカーク教授宅の衣装ダンスから、ナルニア国へと迷い込む。
そこでは冷酷な白い魔女が恐怖で国を支配し、ナルニアには長年春の訪れがなかった。
魔女からナルニアを取り戻すため、四人は壮大な冒険に身を投じていく。

見どころ

戦時下ということもあり、どこかギクシャクした関係の四兄弟。
特に長男・ピーターと次男・エドマンドは、お互いの気持ちがすれ違い、なかなか素直になれません。
ナルニアに迷い込んだ後もそれは続き、エドマンドの屈折した感情が、ナルニアや兄弟たちを大きな危険にさらすことに。
この困難な局面を乗り越えながら成長していく四人に、間違いなく勇気をもらえることでしょう。

子役たちの演技も素晴らしいです。特にエドマンド役のスキャンダー・ケインズは、天真爛漫なだけでは表現できない難しい心の揺れを、繊細に演じています。
続編である「ナルニア国物語 第二章 カスピアン王子の角笛」では、すっかり頼もしく成長したエドマンドを観ることができて、こちらもおすすめです。

また、疎開先の主人であるカーク教授は、ただのおじいさんではありません。(原作を読み進めていくとわかります)このあたり、原作の流れが上手いなあ〜と思いました。

辛い現実をしばし忘れさせてくれるファンタジーは、現実に疲れてしまった時に筆者もよく観るジャンルです。

グレイテスト・ショーマン(2017年・米)

19世紀に実在した興行師P・T・バーナムの半生を描いたミュージカル映画。
映画館で鑑賞しましたが、始まった瞬間からスクリーンに引き込まれた、数少ない映画です。

作曲は「ラ・ラ・ランド」の音楽を手掛けたベンジ・パセックとジャスティン・ポールのコンビで、作中でキアラ・セトルが歌う主題歌の「This is me」はゴールデングローブ賞の主題歌賞を受賞するなど、大きな話題に。
今作のサウンドトラックも各国のアルバムチャートで首位を獲得し、2018年には”世界で最も売れたCDアルバム”になったそうです。
公開から6年経った2023年11月現在も、Amazonのサントラ部門では13位にランクインしています。音楽だけでも聴く価値あり。

主な出演者:ヒュー・ジャックマン、ザック・エフロン、ゼンデイヤ、キアラ・セトル、レベッカ・ファーガソン、ミシェル・ウィリアムズ

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あらすじ

貧しい仕立て屋の息子P・T・バーナムは、苦労の末幼馴染みのチャリティと結婚、娘たちにも恵まれるが、思い描いていた理想とは程遠い生活を送っていた。

借金までして新しく始めた博物館もうまくいかず悩んでいたある日、娘の絵本に着想を得たバーナムはフリークス(異形の人たち)を集め、サーカスの前身である見世物小屋を始める。
この商売は大成功を収めた。
これまで世間から蔑まれて隠れるように暮らしてきた者たちも、バーナムのサーカスに出ることで自分の居場所を見つけ、胸を張って生きられるようになっていく。
さらに上流階級の劇作家フィリップ・カーライルをパートナーに迎え、サーカスは順風満帆かに見えた。

しかし、成り上がりのサーカス小屋ではなく一流のショービジネスとして認められたいバーナムと、あくまで自分らしく着実に積み重ねていきたいフィリップたちとの間には、徐々に溝が。
そしてバーナムは家族や仲間を顧みず、オペラ界のスター歌手・ジェニー・リンドとの共演にのめり込むように。

そんな時ある事件が起きこる。何もかも失い、初めて大切なものに気付いたバーナムは、再起を遂げることができるのだろうか―――。

見どころ

何と言っても劇中に流れる全ての楽曲が素晴らしいです。

ヒュー・ジャックマンの歌うオープニングとサーカスの迫力に心を掴まれ、子役二人のイノセントな歌声に聞き惚れる頃には、すっかり物語に入り込んでしまうことでしょう。

キアラ・セトルの「This Is Me」はもちろん、ザック・エフロン&ゼンデイヤが宙を舞いながら歌う「Rewrite The Stars」も、思い合う二人が恋に飛び込めない切なさを、美しいメロディに乗せています。
ゼンデイヤは若いのに凄い歌唱力と存在感。
ザックも、自分の生まれやしがらみとの板挟みになりながらも愛を貫くフィリップを好演していました。フィリップ、めちゃめちゃいい奴です……

また、オペラ歌手ジェニー・リンドを演じたレベッカ・ファーガソン。スウェーデンの音楽学校出身の彼女は自他ともに認める歌唱力を持っていますが、ジェニーの歌唱部分は敢えて吹替えを起用したそうです。
”当時世界中から’ナイチンゲール’と称えられたジェニーの歌声を再現するには、吹替が必要だと思った”とレベッカは語っています。
とはいえ、秘めた思いを込めながらステージで歌う演技は圧巻で、吹替ということを全く感じさせない自然なものでした。

歌声以外にも、当時を再現しながらも豪華なサーカスの映像、華やかな衣装なども見る目を楽しませてくれます。

あと、子役たちが全員かわいすぎました……!

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