読書が苦手でも大丈夫!男子中学生が選んだ、小中学生におすすめの小説

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ストレス解消、読解力向上、知識の蓄積……読書の効用は数多くありますが、お子さんは本がお好きですか?

「あまり読まない……」という場合、本のセレクトがお子さんに合っていない可能性が。

この記事では、通常の課題図書や学校推薦図書とは違った切り口で、主に小中学生にピッタリの本を紹介していきます。

※タイトルのみ確認したい場合は、目次へどうぞ。

違った切り口……とはこのような基準です。

  • 正統派文学作品や、課題図書になっていそうなものは避け、良作であることよりもとっつきやすさ優先
  • あまりにクセの強い作家さんのものは避ける
  • できれば文庫本になっているものを選ぶ(通学時に持ち運べる)
  • 〇〇大賞受賞、などは参考程度

学校が推薦していたり文章問題の常連作品などは当然良い作品が多く、いわば「正統派」。

しかし、そもそも国語や読書が苦手な子はまさにその、”正統派が苦手”なんですよね。良くも悪くも”いい子”が主人公で、まっとうな行いをするという”正しいストーリー”だと、スッと感情移入できない場合があるのです。
こうして正統派を敬遠しているうちに読書そのものが嫌いになってしまうケースはとても多く、非常にもったいないと思います。
かといって感受性の強い時期に”なろう系”みたいなジャンルにも行って欲しくないし……と考えた結果、上の条件で選ぶことになりました。

とっつきやすさを優先、とありますが、今回挙げた作品は大人が読んでも素晴らしいものばかりですので、ご安心ください。

参考までに、今回紹介した本を読んだ中一男子(筆者の長男)の属性はこちら。

  • 中高一貫の中1
  • 国語の成績は普通
  • 好きなジャンルはミステリーと時代小説。恋愛ものはちょっと苦手

実際に読んで反応が良かったものばかりですので、是非参考にどうぞ!
(中には小学校時代に読んだものも一部混ざっています)

一般小説編

「ぼくらの七日間戦争」宗田理

難易度2.0

夏のある日、中学1年2組の生徒全員が廃工場に立てこもり、理不尽な教師や親に反旗を翻す。そこに誘拐事件も絡んで事態は急展開。
スマホもタブレットもない時代、生徒たちが頭脳を駆使して大人たちを翻弄する姿に、子供の頃誰もが一度は憧れたはず。

映画化、アニメ化もされ、発行から40年近く経つ今も、小中学生から支持され続けるベストセラー。この作品を筆頭として中学生編11冊、高校生編14冊も「ぼくらシリーズ」として刊行されています。(その他青年編、教師編へと続く)
長男が小学校三年生の時、初めて小説らしい小説を読んだのがこの作品。

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「さよならの向う側」清水晴木

難易度2.5

自分が死んだ時、最後に一日だけ現世に戻って、誰かに会うことができたら―――。

ただし会えるのは、自分が死んだことをまだ知らない人にだけ。

”さよならの向う側”にいる案内人と、誰かにさよならを言う人たちとの物語。

もう二度と会えなくなるとわかっていても、それでも最後に会いに行かずにはいられない。
究極の「死ネタ」であるこちらは、涙なくしては読めません。

実はこの本だけは、小4の次男お薦めです。
5つの短編からなる小説ですが、子供とお母さんの話である一話目が、特に突き刺さりました。小学中学年~読めると思います。

2022年にドラマ化されていて、HuluとU-NEXTで見放題配信中です。

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「まほろ駅前多田便利」三浦しをん

難易度3.0

架空の町・まほろ市を舞台に描かれる痛快便利屋物語。
便利屋を営む多田と彼の同級生である行天の二人が、何故かいつもゴタゴタに巻き込まれてしまう様子が、テンポよく描かれています。

三浦しをん先生の代表作。とても読みやすく、バツイチ男性二人の見事に嚙み合わないやりとりは、読書初心者でもやみつきになってしまうことでしょう。
長男曰く、電車などで読むときは吹き出さないよう注意が必要、とのことです。

依頼をこなしていく中で出会う人たちと交流しながら、ちょっとした揉め事を脱力感いっぱいに解決していく二人。
普段はうだつの上がらない彼らですが、実は無傷ではない。そんな大人だけが持つどこかほろ苦い優しさが垣間見えて、二人の魅力になっています。

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ファンタジー編

「精霊の守り人」 守り人シリーズ 上橋菜穂子

難易度2.5

女用心棒で槍使いのバルサは、皇妃の命を受け、皇子であるチャグムの命を追手から守るため旅に出る。
王宮では守られるだけの非力な存在であったチャグムは、バルサと共に生き延びる中で大きく成長するが、さらに大きな運命がチャグムを翻弄しようとしていた。

数々の文学賞を受賞した、児童向けファンタジーの金字塔。息子のファンタジーデビューもこちらでした。
全10巻+番外編3冊がシリーズ化されているので、ハマったら読み応えたっぷりです。

ファンタジーの醍醐味である多彩な登場人物描写、架空の国が舞台でありながら緻密で魅力溢れる世界観は、児童だけではもったいない。とにかくバルサが強くて魅力的だし、トロガイ(呪術師の老婆)に至っては、しびれる程カッコイイです。

ドラマ化されたため大人にも馴染みが深い作品ですが、原作はれっきとした児童文学。
小学生には軽装版が持ち運びもしやすくおススメ。軽装版はオリジナルに比べると漢字表記が多めとのことですが、それでもフリガナも多く、小学生が充分読める程度です。
中学生~であれば文庫版でも大丈夫でしょう。

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「ハリー・ポッターと賢者の石」ハリーポッターシリーズ J.Kローリング

難易度3.5

言わずと知れた、魔法ファンタジーの大ベストセラー。
両親を亡くし、伯父の家に引き取られていたハリーは、伯父一家から虐げられて暮らしていた。
しかし11歳の誕生日を迎えるハリーのもとに、魔法学校ホグワーツからの入学許可証が届いた日から、彼の人生は一変する。

ホグワーツに入学したハリーが両親を殺したヴォルデモートたちと闘うために強くなっていくところ、数々の魅力的な魔法の描写、仲間たちとの学園生活など、とても生き生きと描かれており、多くの人を魅了し続けるだけのことはあります。
全世代にすっかりおなじみの作品ですが、こちらも本来は児童用として執筆されたものでした。

そして原作には映画では描写されなかった場面もあるので、既に映画を観たという場合でも充分楽しめます。

小中学生が読むのであれば、持ち運びしやすく、フリガナのついたペガサス文庫版がおすすめです。また、Kindle版は現在無料となっています。



「十二国記 1 月の影 影の海」小野不由美

難易度5.0

地図にない異世界”十二国”と現代世界が舞台の、壮大な異世界ファンタジー。新潮文庫版が一番新しく、序章の0巻と合わせると15巻からなる。

一巻では現代世界に住む女子高生・中嶋陽子が十二国の世界に呼ばれる様子を描いた。

十二国は(おそらく)架空の国々ですが、慶、戴、巧、恭、雁などの国名や政治組織の名前は古代中国を彷彿とさせます。神仙や麒麟の存在、独自の用語は耳慣れず最初は苦労するかも知れませんが、一度ハマれば一気読み間違いなしです。
前日譚である0巻が存在しますが、個人的には1巻から最後まで読んだ後に0に戻るほうをお勧め。

シリーズ一巻の主人公・陽子が放浪する場面が長く辛いため、ここで挫折してしまう人が多いように感じます。
序盤で陽子を連れ去る”ケイキ”なる人物の正体がわかった後は、物語が加速的に動き出しますので、是非そこまで読んで欲しいと思います。

長男は小6時に読みましたが、陽子のあまりの苦労人ぶりに、「この人、ほんとに主人公……?」となっていました。


ミステリー編

「准教授・高槻彰良の推察 1 民俗学かく語りき」澤村御影 

難易度3.0

ドラマ化、コミカライズもされたライトノベルの人気ミステリー。
大学で民俗学を教える准教授・高槻彰良と、地味メガネの男子大学生・深町尚哉が怪奇現象にまつわる事件を解決する。長編シリーズ9冊と、短編集2冊が既刊。

書店で一際目を引く高槻先生のイラスト。読書嫌いな子にも、手に取りやすい表紙ですね。
高槻先生はビジュアルは超絶イケメンなのに、中身は結構残念。常識担当の深町くんとはいいコンビぶりを見せてくれます。
深町くんは偶然身に着けてしまったある能力のせいで他人と距離を置いて生きていて、高槻先生はそんな彼を助けようとしているように見えるのですが、実はそれだけではなく……。

読みやすい文体で大学を舞台にしたとっつきやすいストーリー展開ながら、ライトノベルにありがちな雑さがなく、文庫本デビューにもおすすめです。


「妖琦庵夜話 その探偵、人にあらず」妖琦庵シリーズ 榎田ユウリ

難易度3.5

妖怪DNAを持つ人間、「妖人」。
妖人がらみの事件を捜査する警視庁妖人対策課・Y対の刑事である脇坂洋二は、ある茶道家に捜査協力を依頼するため、彼の茶室を訪れる。茶道家の名は洗足伊織。伊織は妖人が持つ能力を言い当てる不思議な力を持っていた。

容姿端麗、頭脳明晰でありながら超絶毒舌、生活能力に乏しい伊織と、お坊っちゃまでスイーツマニアの若手刑事・脇坂くん。

最初は全く相手にされていなかった脇坂くんですが、巻が進むにつれ徐々に先生から認められていきます。

また、彼は刑事としてはまだ未熟なものの、実はコミュ力のおばけ。
そのコミュニケーション能力は、ぜひ見習いたいところです。

9巻+後日譚1冊のシリーズ。


「本と鍵の季節」米澤穂信

難易度3.7

高校二年生の図書委員・堀川次郎と松倉詩門が、周囲で起こる事件に巻き込まれたり首を突っ込んだりしながら、それらを解決していく青春ミステリー。
続編「栞と嘘の季節」もおすすめ。

「黒牢城」で直木賞を受賞した米澤穂信先生。実は学園ミステリーの名手としても以前から有名です。
高校が舞台なこともあり、高学年~であれば問題なく読めると思います。

本作は”本”と”鍵”にまつわる謎を、二人の男子高校生が淡々と解決していく短編集で、全ての話は最終話に繋がっています。
ものすごく衝撃的な事件が起こるとか、人がたくさん死ぬ、という路線とは対極にあるのに、何故か二人のやり取りから目が離せなくなって、一気に読んでしまいます。

そして米澤先生の文章は、とても美しくテンポがいいのですが、読んだあと心をギュッと掴まれたような息苦しさを感じます。(そこがすごく好きです)

「黒牢城」で米澤先生を知った息子はこの「本と鍵の季節」ですっかりファンになり、米澤作品をほとんど全制覇してしまったほどです……!

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「ノッキンオン・ロックドドア1、2」青崎有吾

難易度3.0

「不可能」担当、御殿場倒理と「不可解」担当、片無氷雨。
大学の同級生二人が営む探偵事務所ノッキンオン・ロックドドアに舞い込む、ちょっと奇妙な依頼の数々と、事件の裏に見え隠れするある人物の存在。
”探偵と助手”ではなく探偵が二人の、軽快な短編ミステリー。

正統派ミステリーでありながら、キャラクター描写がとてもイマドキというか、おしゃれなカフェのようなミステリー小説です。全体としては繋がっている短編集で、トリックも斬新。
2023年にドラマ化されています。

軽口を叩きながらお互いを補完しあって犯人に辿り着くところはとてもユーモラスですが、そんな彼らの日常に、こっそりと巧妙に入り込んでくる誰かの存在。
クールでスタイリッシュなだけでは終われない二人が出す結論を見届けるため、是非2巻まで読んで欲しいと思います。
Kindleにて、紹介漫画と一話のみ無料で読むことができます。

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「ダリの繭」火村シリーズ 有栖川有栖

難易度4.2

サルバドール・ダリに心酔する社長が殺され、犯罪社会学者で准教授の火村英生が事件を推理する。相棒は作家の有栖川有栖。

作者と同名作家が主人公の、ミステリーシリーズ二作目。
准教授・火村英生と作家・有栖川有栖が主人公の当シリーズは、火村シリーズと呼ばれていて現在26冊が既刊です。

一作目は「46番目の密室」ですが、長男が最初に読んだが「ダリの繭」でした。

殺人事件を解決していくなかで、人間は誰でも”繭”を持っている―――というエピソードが印象的。
シリーズ全てに共通していますが、何と言っても火村&アリスの掛け合いが魅力。神戸、大阪、京都など関西が舞台であることが多いです。フリガナなどはないので読めない漢字も出てくるかと思いますが、正統派ミステリーながら文章がとても読みやすいので、問題なし。

通常版と、イラスト表紙のビーンズ文庫版がありますので、お好みでどうぞ。


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時代小説編

「三国志1~5」三田村信行

難易度2.8

歴史好きでなくとも、一般常識として押さえておきたい三国志。
吉川英治、北方謙三版など多くの著作がありますが、これらは大人でも挫折してしまう人も多く、ましてやキッズ向けにはまだ早い。

そんな場合に是非お勧めしたいのが、ポプラポケット文庫版のこちら。

桃園の誓いから孔明退場までを全五巻で描いており、三国志入門にはもってこい。
ポプラポケット文庫はマークで対象年齢を分けていて、こちらは中学生向けとなっています。
しかし、ほとんどの漢字にふりがなが振られており、小学校中学年ぐらいでも充分読めると思います。(長男も四年生の時に読んでいました)


「天地明察」冲方丁

難易度4.0

江戸時代初期に実在した天才囲碁棋士であり天文学者・安井算哲(渋川晴海)の生涯を描いた作品。

棋士の名家に生まれながら、暦や算術の探求をやめられない算哲が、同時代を駆けた”知の巨人”とも呼ばれる本因坊道策、道悦、関孝和などと生きた生涯。

学問にのめり込むと周りが見えなくなるちょっと変わった算哲のキャラクターは、現代にも存在しそうで親近感がわきます。特に理系が好きなお子さんにおすすめです。

文庫本だと上下巻に分かれますが、難解な用語などもなく、とても読みやすいと思います。

映画化、コミカライズもされていますので、そちらから入っても。

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「壬生義士伝」浅田次郎

難易度4.2

幕末の新選組で誰よりも強く、家族を愛した男・吉村貫一郎。家族を養うため、当時許されない脱藩をし、死なないために人を斬った。
彼の非業の生涯を、吉村を知る者たちの言葉を辿りながら描く時代小説。

浅田次郎先生といえば壬生義士伝。ひたすら家族のために生きる姿は、涙なしには読めません。
長男の感想第一声は、「吉村さんがかわいそう」でした。(国語苦手男子・語彙力の限界)

自分自身が生きることすら、家族や誰かのため。
近藤勇、土方歳三、斎藤一、沖田総司など華々しい面々の陰に、これほどまでに愚直で人間味溢れる隊士がいたことに、初めて読んだ時は頭を下げたくなりました……

浅田先生の作品は、テーマが重いものであっても文章に癖がなく難解な言葉も使われていないため、中学生以上ならば問題なく読めると思います。

余談ですが、壬生義士伝を電車で読んでいると、よく見知らぬおじさまに話しかけられるそうです……!

「火喰い鳥」 羽州ぼろ鳶組シリーズ 今村翔吾

難易度4.0

「塞王の楯」で直木賞を受賞した今村翔吾のデビュー作。
一作目「火喰い鳥」から「襲大鳳」までの11冊、前日譚を描いた”零”「黄金雛」、番外編二冊の合計13冊が既刊。

火事の多かった江戸時代、命懸けで炎と闘った武家火消たち。”ぼろ鳶”と呼ばれて庶民に親しまれた、新庄藩火消の再生と活躍を描いた時代小説。

こちらのおすすめポイントは、ストーリーは言わずもがな、とにかくキャラが立っていること。

「火喰い鳥」と呼ばれ、圧倒的な才能を持つ松永源吾を筆頭に、火消素人ながら剣術と記憶力に優れた鳥越新之助、力では右に並ぶもののない元力士の寅次郎、混血で天文学の天才・加持星十郎、華やかな元軽業師の彦弥、算術に長け陰ながら組を支える源吾の妻・深雪。

さらに、”ぼろ鳶”の仲間たちだけではなく、火消仲間でライバルでもある加賀藩火消の頭取・大音勘九郎など、脇を固める登場人物も魅力的。
必ず誰か一人は”推し”が見つかるでしょう。
ちなみに理系男子の長男お勧めは、風読み・加持星十郎。

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「里見八犬伝」しかたしん

室町時代後期。非業の最期を遂げた伏姫が遺した八つの玉に導かれ、八犬士たちが集結する。

有名な古典でありながら日本最古のファンタジーとも呼ばれる里見八犬伝。本家は106冊にもなり、敷居が高すぎますが、こちらは前述の三国志と同じく、ポプラポケット文庫版。
完全なオリジナルではありませんが、南総里見八犬伝のエッセンスを十分に楽しめるでしょう。

”小学校上級”とありますが、平易な文章、フリガナつきで中学年~充分に読めると思います。


新書・実用書・ノンフィクションなど

「バッタを倒しにアフリカへ」前野ウルド浩太郎

難易度2.5

バッタ博士こと昆虫者の前野先生による、アフリカ・モーリタニアでのバッタ研究記録。
昆虫の研究者という、一般人には窺い知れない世界の日常が、写真も交えてユーモアたっぷりに書かれている。

呪術廻戦の芥見下々先生が紹介しておられたことがキッカケで手に取ったこちら。

度肝を抜く表紙を、一度は見かけたことがあるのでは。
もちろん中身も、表紙のインパクトを決して裏切りません。バッタどうこう以前に、確実に笑えます。

「バッタに食べられたい」というなかなかエキセントリックな夢を持ち、途中無収入になりながらも単身アフリカへ乗り込む行動力。
英語も日本語も通じない中、体当たりで現地のスタッフとバッタ研究に打ち込む姿は、研究者としてとても貴重な存在なのではないでしょうか。

本というより、親戚の面白いおじさんの旅行話を聞いているような楽しさがあります。
ぜひ、昆虫好きのお子さんに。

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まとめ

小中学生の間は、とにかくたくさんの本に触れることが大切だと考えます。

図書の先生がおすすめするジャンル以外にも、たくさんの素晴らしい作品があります。
是非本を好きになって、どんどん新しい作品を開拓して欲しいと思います!

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